ヒトラーに屈しなかった国王に学ぶ「信念」 東洋経済オンライン読者限定試写会を開催!
第2次世界大戦において、アドルフ・ヒトラー率いるナチス=ドイツ軍は近隣諸国に対して侵略戦争を繰り広げ、数多くの悲劇をもたらした。数多くの国家がドイツ軍に屈する中、ヒトラーに「ノー」を突き付けた国家があった。それが北欧の国家、ノルウェーである。
12月に公開予定の映画『ヒトラーに屈しなかった国王』は、ナチス=ドイツから降伏を迫られたノルウェー国王ホーコン7世が、国の命運を左右する重大な決断をする様を描き出す。
ナチス=ドイツが侵攻、降伏を迫られる
映画で描かれる時代は1940年4月。ノルウェーの首都オスロがナチス=ドイツ軍によって侵攻されてしまうところから始まる。その背景には、スウェーデンから鉄鉱石を輸入する際に経由することになる、ノルウェーのナルビック港のルートを確保したいという思惑もあったようだ。圧倒的な軍事力を誇るドイツ軍は、主要な都市を次々と占領、ノルウェーに降伏を求めた。
交渉にあたりヒトラーは、ドイツ公使のブロイアーに「政府の閣僚ではなく、国王に直接会って、降伏協定書にサインを求めよ」と命令する。サインしなければ、戦争はさらに続き、ノルウェー国民の命・財産が危険にさらされる。デンマーク国王である兄は、国民を危険にさらしたくないという思いから、先んじて降伏を受け入れている。信念をとるのか、国民の安全をとるのか……。ホーコン国王は究極の選択を迫られることとなる。
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