「ザ・サークル」が投げかけるSNS社会の問題点 東洋経済オンライン読者限定試写会を開催!

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エマ・ワトソンが主演の『ザ・サークル』は11月10日から全国公開。ネットとプライバシーとの関係に一石を投じる作品だ(東洋経済オンライン読者独占試写会への応募はこちら)  © 2017 IN Splitter, L.P. All Rights Reserved.

「インスタ映え」という言葉を耳にする機会も多い昨今。世間からの「いいね!」を得るために、自らの生活を超小型カメラで24時間映し出し、すべてを世間にさらけ出すとしたら――。

エマ・ワトソン×トム・ハンクスという豪華キャストで、SNS時代の光と闇に焦点を当てた映画『ザ・サークル』が11月10日より全国公開される。

すべての行動をSNSで見られているとしたら

10月26日(木)に読者限定試写会を開催します(上記バナーをクリックすると応募画面にジャンプします)

本作の舞台となるのは、世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」。同社が手掛けるのは、実名で登録すると、ワンアカウントでやりたいことが何でもできる、という総合ネットサービス。

このサービスでは会員同士がオープンにつながり、互いの体験をシェアすることを推奨している。その創始者であり、カリスマ経営者として名を馳せるベイリー(トム・ハンクス)が掲げる理想は、全人類が見聞きした美しい景色や、刺激的な体験を、SNSを通じてみんなで「シェア」すること。個人の情報すべてを何ひとつ隠すことなくオープンにする完全な社会だ。

自分の趣味から、銀行口座、マイナンバーに至るまで、個人の情報はすべてオンラインで処理されるようになっている。また、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどで、個人の情報がどんどんとオープンになってきている。どこかに旅行に行き、おいしいものを食べれば、その情報をタイムラインに「シェア」し、閲覧者からの「いいね!」をもらう。時には「インスタ映え」を求めて、あえて特別な場所に遊びに出掛け、「いいね!」をもらう。それによって行動範囲が広がって楽しく過ごし、かつ経済が活性化するのならば、それはそれでいいのではないか、という意見もあるだろう。

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