10月の日本株は「絶好調」。23日にはついに連騰記録を更新した。この間、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな取引をしていたのだろうか。いつものように株日記で振り返ってみよう。
神戸製鋼所を持っていなくてよかった
【10月10日 火曜日】なんと、神戸製鋼所(5406)が「アルミ、銅製品でデータ改ざん」しており、200社に影響と報道。本日、終値300円ストップ安(大引け1本値)の1068円。値下がり率21.93%で第1位。出来高は、121万7300株。
私は、2014年3月12日に神戸製鋼所を公募価格と同じ138円で7000株買い、2015年1月5日に210円で売っており、それ以来一度も売買はしていないのだが、保有している間でなくてよかったな。
財務省の発表によると、8月の国際収支統計は、2兆3804億円の黒字(38カ月連続黒字)で、8月としては過去最高の黒字額(前年同月比+20.8%)だそうだ。輸出が堅調で輸出企業の業績がよさそうだ。16時、保有株のリソー教育(4714)の2018(平成30)年2月期第2四半期決算が発表された。売上高は、108億1400万円(対前年8.5%増)、純利益は、5億0300万円(対前年8.6%増)とほぼ予定どおりでサプライズはなし。日経平均は、132円高の2万0823円と6日続伸。
【10月11日 水曜日】日経225先物は、20円安の2万0810円、NYダウは、69ドル高の2万2830ドル。
14時23分、日経速報メールによると、東芝株、東証が「特設注意」解除へ、と発表。東芝(6502)の株価は、1円高の318円と反応薄い。昨日300円ストップ安だった神戸製鋼所は、190円安(17.79%)の878円で引け、出来高は、1億7023万4300株と出来高、値下がり率共に第1位。
神戸製鋼所は、2016年10月より10株を1株に併合し、売買単元を1000株から100株にしているので、併合前だったら出来高は1ケタ多かっただろう。日経平均は、57円高の2万0881円と7日続伸で、2015年6月24日の2万0868円を上回り、20年10カ月ぶりの高値更新だそうだ。私は、株式投資歴32年だけど、あまり実感が湧かないな。振り返れば、それだけ相場が悪かったといえるのではないか(失われた20年)。
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