活断層「シロ」でも苦しい関西電力の台所事情 大飯、高浜の再稼働時期は依然として見通せず

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(写真:ロイター/アフロ)

「活断層ではない」──原子力規制委員会の有識者会合は9月2日、関西電力の大飯原子力発電所敷地内の破砕帯について、そう結論づけた。活断層の疑いが指摘されてから1年余り。大飯発電所の「活断層問題」は、ようやく収束へ向かおうとしている。

しかし、一度狂ってしまった時計の針をあるべき位置に直すのは、そう簡単ではない。

国内の原発で唯一稼働してきた大飯原発は、定期検査のために3号機が9月2日に運転を停止。4号機も同15日に停止する。関電は今年5月から実施した料金値上げの申請において、大飯3号機は11月の定期検査終了後、すぐに再稼働するものと想定している。また、停止中の高浜原発3、4号機も、7月からの再稼働を料金算定の前提として織り込んでいた。

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