苦節10年「東京ポッド許可局」が人気の理由

自主制作から地上波へという「奇跡」

9月16日に都内であった「東京ポッド許可局2017ジャパンツアー」の東京公演。3人の新たな試みはどう展開するのか(写真:オフィス北野提供)
ネットの片隅からそのまま地上波へ。約10年前に自主制作で始まったラジオ番組「東京ポッド許可局」は、いま地上波(TBSラジオ)で放送中だ。ラジオの「新しいカタチ」を考えるべく、パーソナリティーの3人に番組イベント終了後に話を聞いた。

楽屋の話から

マキタスポーツ(以下、マキタ):自主制作でラジオを始めてから今年がちょうど10年目なんですよ。始めた頃、そもそも
「ポッドキャスト」がなんたるか、わかってなかったですね。

サンキュータツオ(以下、タツオ):僕はもともとアニメの話を「ポッドキャスト」でしていました。「二次元へいきまっしょい!」という殿堂入りした番組です。ただアニメを知っている人にしか届かず、もう少し、何かできないかなと思っている頃でした。しかも僕らは、お笑いの世界の極北、周辺にいる人間で、存在すら知られていない。だからラジオの練習のつもりで始めたのが、実際のところなんです。自分たちで録って編集なしで、そのまま「ポッドキャスト」で配信する。今の「ユーチューバー」的な発想で始めたのが「東京ポッド許可局」です。

プチ鹿島(以下、鹿島):10年前の僕らは、全く仕事がなかったんです。もっというと王道に乗れなかった芸人なんですよ。2000年代のネタブーム。「エンタの神様」(日本テレビ)、「爆笑オンエアバトル」(NHK)の時代です。チャレンジするんですけど、世に出ることはできず。でもライブ終わりに楽屋で話をしていて、それが通常の芸人がしているような楽屋トークではなく、昨日見たテレビの話とかしていました。3人で話してると、気が合うというか、馬が合うというか、面白いなーと思っていました。それで、せっかくだから他の人にも、覗き見される体で流したら、何かあるかもしれないなと……。

タツオ:始めてみたら、ことのほか大勢の人が聴いてくれて、登録者が10万人超えた時に最初のイベントをやったんです。

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