グチばかり言う人がみずから招いている不幸 そのネガティブ思考は中毒かもしれない

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ネガティブ思考をしていると、弱気、体調不良、不安になります。ストレスを感じ、怒り、落胆、悔しい、恐れ、不安、うんざりといった気分になります。後ろめたさや恥ずかしい気持ちでいっぱいになります。自分は孤独だ、魅力がない、自信がない、愛されていない、と感じます。

この中のいくつか、あるいは当てはまるものが多い人は、ネガティブ思考に傾いている可能性があります。そうであっても、あなたひとりではありません。たいていの人は、ネガティブなことを毎日数え切れないほど考えているからです。

自尊心が低い人は、他人から同意や承認を得ようとしがちです。自分はよくやっている、十分魅力的だ、特別な存在だ、と誰かに言ってもらいたいのです。

ネガティブ思考を改めるためにできる心掛けをいくつか挙げてみましょう。

□ 自分に正直になる。ネガティブ思考で自分を傷つけていることを自覚する。
□ ネガティブ思考は改めなければならない悪い習慣、と自覚する。
□ 起きている間の時間とエネルギーのすべてを、不健全な思考パターンを断つの
 に費やすと決意する。
□ 自分の思考パターンを意識する。
□ 他人に認めてもらおうとするのではなく、アファメーション(肯定的な
 自己宣言)や励ましの言葉によって、自分自身で気分を高揚させる。

※ 以上は、ルシンダ・バセット著『わたしもパニック障害だった』(片山奈緒美訳、星野仁彦監修、ヴォイス)を参考にしました(日本語は本稿のためのオリジナル訳)。

ネガティブを伝染されないよう注意

では、健全なポジティブ思考だということは、どうすればわかるのでしょうか。

ポジティブ思考をしていると、精神的に強くなります。気分がいい、安心、幸せ、愛情、魅力的、リラックス、平静、勇気、エネルギッシュ、意欲的、安全、愛され受け入れられている、と感じます。

ネガティブな人は自分を認めてもらおうとして、ネガティブな態度を周囲にまき散らします。ネガティブな態度の人が自分の周りにいて疲れる、と感じるなら、そうでない人と付き合ったほうがいいでしょう。

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