グチばかり言う人がみずから招いている不幸 そのネガティブ思考は中毒かもしれない

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ポジティブな考え方に改めると、期待以上のいろいろな効果があります。心配ばかりしている、自己破壊的な考えがある、すべて分析しないと気が済まない、自分の能力を疑問視している、自分の容姿に不満など、ネガティブ思考の95%は真実ではありません。でっち上げの空想にすぎないのです。

ポジティブで、人生を肯定し、力を与えてくれる考えこそが真実なのです。脳は空想と現実を区別できませんから、どの考えも現実だと認識してつねに反応しています。

したがって、考えている内容が自己破壊的あるいは自虐的なことばかりだと、深刻な問題につながる可能性があります。反対に、ポジティブな考えをうまく活用すれば、思考はとても役立つツールになります。

ネガティブ思考から得ているものは何か

ネガティブ思考には中毒性があります。ネガティブ思考が(短期的に)ちょっと役に立ったりすると、たちまち習慣化してしまいます。ネガティブでいることに意味があるからです。でなければ、ネガティブ思考をずっと続けるはずがありません。

ネガティブ思考のときは、意識が自分のネガティブな面に向いていますから、ネガティブな行動をとったり、周囲に対して愚痴を漏らすなどネガティブなことを言ったりします。すると、親切な人が話を聞いてくれたり、理解を示してくれたりすることがあります。何か問題があると、助けたり支えたりしようとしてくれる人の親切を利用するわけです。

ネガティブ思考は、やりたくないことから逃げる方便にもなります。家族が心配して、無理強いしないよう、本来は自分がやるべきことを手伝ってくれたり、頼まれていたことを減らしてくれたりします。こうして、面倒なことや単にやりたくないことをせずに済ますのです。

「ネガティブ思考から得ているものは何?」

変な質問かもしませんが、そこを考える必要があります。ネガティブ思考の人は中毒患者のようなものです。ストレスや不安に駆られて生活している人は、自分のネガティブな思考パターンを自覚する必要があります。自覚して初めてなんらかの手が打てるのです。

この不健全な習慣を断ち切るにはかなりの努力を要します。人間は習慣の生き物ですから、考え方を改めるのに相当の労力が求められます。ネガティブなことばかり考えるのは、自分自身を虐待しているも同然なのです。

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