グチばかり言う人がみずから招いている不幸 そのネガティブ思考は中毒かもしれない
愚痴っぽい人は、同類をただ求めているだけではなく、愚痴を言い合うための同類が欠かせないことをお忘れなく。自分と辛抱強く向き合うのです。悪い習慣を断つには時間がかかります。
ネガティブな態度は長年培われるものです。悪い習慣を改めるのは新しいことを学ぶのに似ています。考え方を改めるには時間がかかるので、我慢や根気が必要なのです。
何歳だって、ポジティブに変わることができる
私は娘のジュリアには、そのままで十分、と常々言い聞かせています。すばらしい娘で誇りに思っている、と言ってやります。
こうしたことをしょっちゅう耳にすることが娘にとって重要なのです。何か達成したわけではなくても、です。こう言われることで、娘は人としていろいろな意味で強くなっていくのです。できたことだけでなく、子どものすばらしい人格を頻繁に褒めてやるのがいいでしょう。
子どもの頃、褒められ、励まされ、それでいいよと言われ続けて育っていたらどうなっていたでしょうか。いろいろな不安や心配を抱えることなく、今よりもずっと高い自尊心の恩恵を受けていたはずです。
私も、自分自身がネガティブ思考だと認めたくありませんでした。自分がこうありたいと思う人間だと思い込むのは簡単ですから。
でも、自分の思考パターンを意識するようになると、自分がいかに間違っていたかに気づきました。ネガティブな思考パターンのせいで病気になっているとわかったのです。
あのままネガティブ思考を続けていたら、ストレス、心配、不安を抱えたほかの人たちの役になど立てなかったはずです。30年経ってようやく、ネガティブ思考を断ち切る決心をしました! 人は大人になってからでも変われます。今の私がまさにその見本なのです。
私は至って普通の人間です。かつては、ストレスや心配ですっかり参ってしまい、孤独感にさいなまれ、そのような問題を抱えていることを恥ずかしいと思っていました。
健康になるには変化が必要で、その変化は自分の内面からしか生まれない、ということが今はわかるようになったのです。
健全でポジティブな言葉で自分を褒めると、そのうちに気分がよくなってきます。自分の内面からの褒め言葉は、自尊心や自信、やる気を高め、ストレスのある状況でもリラックスしていられるようになります。
人には、ネガティブなことばかりに意識を向けて、ポジティブなことを無視する傾向があります。そうではなく、周りのポジティブなことに意識を向けるよう努めるのです。ネガティブなことではなく、幸せや喜び、希望を感じるたびに心をじっくり楽しませるのです。
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