最後に誕生日にバレてしまうのが、なんといっても、いくつになっても「まったく成長しない」ことである。
「心の成長」がないと「童心」は未熟な証拠
「人の精神年齢の自然成長率は約20歳で停止する」という驚くべき説を私が唱えて久しいが、なかには一足早く、中学生頃から精神的な成長をストップされる残念な人もいらっしゃる。
子どものときから学習習慣が身に付いていないと、単に年を取るだけでは頭も心もまったく成長しないのだ。
これは、「いくつになっても童心を忘れない、かわいいところがある」という問題ではない。
この「童心を忘れない」というのは、大人として成長し、責任を果たしながら反面、無邪気なところがあるからかわいらしいのである。
それが、まったく成長のかけらもなく、何ら大人としての責任を果たさず、子ども時代と変わらずふざけて遊びほうけているようでは、これは単に「幼稚で未熟なだけ」だといわれもやむをえないだろう。
このような「精神の成長にいっさいの関心を払わない二流の人々」は、昨年に比べて1ミリも成長していないのは当然のことながら、10年前、20年前と比べてさえも成長の軌跡が見つからない。
それどころか、幼稚なテレビ番組ばかり観て、知的にも精神的にも退化の一途をたどっていくのだ。
「この人は年を取るだけで、まったく昨年から成長していない」と後ろ指をさされても、何ら文句を言えないのである。
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