結婚式迷惑ランキングナンバーワン、世界共通不動の1位に輝いているのがなんといっても、「まったく感動しない、恐ろしく長いスピーチ」を堂々とやってのける、大迷惑な来賓者だ。
「退屈な視線」も気にしない困った人たち
彼らは、自分の役割が「新郎新婦の2人を祝福すること」だと理解していない。
逆に、自分の会社の自慢話、大学の研究内容、今後の予定など、自分の“輝かしい”業績をつらつら並べ立てるのだ。
長々と大演説を食らわせたあと、最後に「……では、お2人の幸福を祈念して、乾杯!」と、無理やり乾杯に持っていくのだから、開いた口がふさがらない。
三流の疑いがある事例では、自分が用意してきた超大作・スピーチ原稿を、周りの白い視線にまったくめげることなく、堂々と15分も読み続けて「結婚式の序盤戦の、招かれざる主人公」に転落してしまうのだから、恐ろしい限りである。
ちなみにこういうとき、大学の教授や会社の上司にお願いすると、大抵は大惨事に発展することを警戒しなければならない。
特に大学の教授は、日頃から自分の退屈な話を一生懸命聞いてくれる学生に慣れきっている。
かつ、日頃から授業で退屈そうな学生の視線に慣れきっているため、参列者が退屈そうにしていても、「こんなもん、こんなもん」と、安定のパフォーマンスを発揮してしまうのだ。
結婚式で話す内容とスピーチの短さで、そもそも「適切なコミュニケーション能力」があるかどうかが、一発でバレてしまうのである。
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