「いつも三日坊主」な人が陥る残念すぎな3NG 学生時代の「お勉強の呪縛」が継続を妨げる
学んだことがすぐに「身に付いた」と実感できるなら、あまり三日坊主にはなりません。むしろ「学びって楽しい!」と感じられ、毎日苦もなく勉強し続けることができるはずです。
そうならないのは、頑張って学んでも最初の頃はなかなか「身に付いた」という実感が湧かないからです。「やっても無駄では」「他のやり方のほうがいいのでは」という疑念にとらわれ、モチベーションを失ってしまうのです。
学習には「ラーニングカーブ」があります。学習量を横軸、学習効果を縦軸とした場合、勉強を始めてからグラフが直線的な右肩上がりの線を描くわけではありません。
しばらくは低空飛行を続け、あるポイントを超えると一気に上昇カーブを描き、その後また低空飛行に入り、どこかのポイントでまた一気に上昇する。この繰り返しです。これは、土台が身に付くと、その後の吸収力や理解力が一気に向上するからです。
三日坊主で終わる人は、最初のポイントを迎える前に力尽きてしまうのです。だから、たとえ結果的には長期で学ぶテーマでも、最初の数週間に短期決戦で集中的に勉強し、最初のポイントを迎えるようにしてください。そうすればモチベーションを失わずに済みます。
NGその2:毎日一定量をコツコツ続ける
これも「長期的計画」と同様、基本的には「よいセオリー」と考えられている方法です。
たとえば学生の頃の試験勉強でも、20時間の勉強が必要であれば、「直前で一夜漬け」を3日するより、毎日2時間を10日前くらいからしておくことが望ましいと一般的には教わります。一定期間コツコツ同じ努力を重ねていくというスタイルは、勉強に限らず、スポーツや、あるいは貯金などでも推奨されています。
しかし、ビジネスパーソンの学びということに関しては、必ずしもそうではありません。これも「NGその1」と同様、絶対によくないというわけではないのですが、三日坊主に終わってしまう人の陥りがちな落とし穴なのです。
「継続は力なり」――。これは人類にとって普遍の真理でしょう。しかしビジネスパーソンの学びで重要なのは「毎日続ける」ことであり、「毎日同じ時間続ける」ことではありません。
たとえば、1週間で10時間の勉強が必要である場合、こんな計画を立てていませんか。
「平日は会社から帰宅後の1時間、土曜日は3時間、日曜日は2時間」
忙しい平日は勉強時間を少なくし、土日でその分を取り戻す。その気持ちはわかります。
これがダメだとは言いませんが、もっとメリハリのある配分にしてみてはどうでしょう。
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