子どもの糖質制限は何が良くて何が危ないか

血糖値の安定が肉体にも精神にも効く

「大人のダイエット」だけがその効果ではありません(写真:NOBU / PIXTA)

北九州で私が開く個人学習塾「三島塾」では、子どもに糖質制限をするように保護者に伝えている。簡単にいえば、食事の中から「糖質」を抜く食事方法だ。甘いお菓子やジュースはもちろん、ごはんやパン、めんといった主食、イモ類も極力食べない。

家庭では、朝食・夕食(弁当の場合は昼食も)を糖質制限食にかえる。塾では私自身が、ハンバーグやローストポークなどの肉料理を補食としてふるまっている。教室では、勉強の合間に子どもたちが肉にかぶりつくが、ごはんもパンもそこにはない。

実は私自身は6年ほど前から糖質制限を続けているが、糖尿病が改善しただけでなく驚くほど元気になり、頭がクリアになった。そんな私を見た保護者から「先生の糖質制限をうちの子にも教えてほしい」と言われたのがきっかけだ。

拙著『糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ』でも詳しく書いているが、実際に通っている子どもに糖質制限を実践してもらったところ、以下のような効果につながった。

●居眠りがなくなり、集中力がついて勉強がどんどん進むようになった

●多動ぎみだった子どもが急激に落ち着くようになった

●偏差値が10~20上がった。難関大学やトップ校に次々合格した

●アレルギー、アトピー性皮膚炎、冷え性、生理不順などの体調不良が改善した

「子どもに糖質制限?」最初はだれもが違和感を持つが…

そもそも糖質制限とは10年ほど前から糖尿病の治療方法の1つとして広まり始めたが、メタボリックシンドロームの治療、そしてがんやアルツハイマー型認知症などの予防にも効果があると認められるようになってきた。さらに、近年は一般的なダイエット法として注目されている。

それでも、ほとんどの人が「子どもは別だ」と思っていた。子どもの成長には、主食をしっかりとる「いわゆるバランスのいい食事」が必須だと、かたくなに信じている人は多い。

次ページ糖質制限食こそ、人類の健康食だ
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