イヌのインターネット化は、ここまでやれる ソニーMESHは、かなりスゴかった
最後に、寝ているイヌちゃんの写真を撮るためにスマートフォンを設定すれば、「イヌのインターネット化」システムの完成だ。果たして、うまいこと動作してくれるのだろうか?
ITよりも「モノづくり」のセンスが問われる?
結果をご報告すると今回の「イヌのインターネット化」は、現状で自己評価60~80%くらいの完成度となっている。
プログラムに関しては、寝ている状態を判定する「時限装置」(前回の記事参照)を解除する振動センサーの指定に課題が残った感じだ。センサーを敏感にしすぎると、かすかな動きでも反応してしまうし、反対に鈍くすれば時限装置を解除してくれない。このあたりは、様子を見ながら最適な設定値を見つけるしかないだろう。
それよりも大きめの課題となるのが、「イヌのインターネット化」用特製首輪の工作面だ。装着当初はいい感じで「お弁当を背中にしょってる」状態になっているのだが、気が付くと……
こんな感じの、まるで「ウイスキーをぶら下げてるセントバーナード」みたいな姿になってしまうのだ。とはいえ、この状態は「お弁当」の正反対なので、実はセンサーは背中側にあるときと同様に働いてくれる。だったら最初からセントバーナード状態での運用としてしまってもよいのだが、この状態だとさすがに若干、イヌちゃんの居心地が悪そうなんですよね。首輪をキツめにすればズレないのだろうが、それも明らかにイヌちゃんには不愉快だろう。イヌちゃんの快適さを維持しつつ、「動きタグ」が理想的な位置をキープするための工夫は、まだまだ続ける必要がありそうだ。