「自分はどれもできているから、高める必要はない」という人もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。実はできている人はほんの一握りです。
「私は大丈夫!」と思っている人も、ぜひ、以下のチェックリストを試してみてください。
□中学時代から友達があまり変わっていない
□サークルやゼミ、バイト仲間などが同年代の人ばかりだ
□後輩、年下と一緒にいることがよくある
□ここ数年、怒られた記憶がない
□限られた気の合う友達とだけ付き合っている
□年齢や考え方の離れた人とほとんど話をしない
□人とのやりとりのほとんどはSNSである
このチェックリストは、交友関係、行動範囲の狭さを調べるものですが、思い当たるものはあるでしょうか。交友関係、行動範囲が狭い人は、どうしても異なる意見に触れにくく、多様なものを受け入れる力を高める機会が少なめです。「成熟度」が足りず、社会人になってから、つまずいてしまう可能性があるかもしれません。
今こそあえて「アウェイ体験」をせよ
でも大丈夫。学生のうちに、「成熟度」を上げるトレーニングをしておけば、変化にも柔軟に対応できるようになります。そんなときに私がおすすめするのは、自分の慣れ親しんだ場所を離れる”アウェイ体験”です。
たとえば、アルバイト先を変えてみる、ボランティアを始めてみるなどして、まったく新しいコミュニティに飛び込んでみるといいでしょう。英会話などの習い事を始めてみるのも、「成熟度」を高めると同時にスキルも習得でき、一石二鳥です。
その際、できるだけ年齢が離れた人がいる環境が、お勧め。いろいろな年齢、立場の人と交流して、意見を聞く機会を増やしてみましょう。
また、大学4年生にもなると、後輩が意見を言いにくい存在になってしまっている可能性があります。耳当たりのいいことばかり言う人の中に居続けていては「成熟度」は上がりません。同期や後輩に自分に対して思っていることを率直に言ってもらう機会を持つのもいいでしょう。
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