41. 不飽和脂肪酸は、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられる
42. その構造の違いによって、一価不飽和脂肪酸は「オメガ9脂肪酸」、多価不飽和脂肪酸はさらに「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」に分類される
43. オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は不可欠な栄養素でありながら体内で合成できず外から補わなければならないため「必須脂肪酸」と呼ばれる
44. オメガ9の代表的な脂肪酸は「オレイン酸」。食物から摂取するほか、体内で合成できる脂肪酸でもある
45. オメガ3の代表的な脂肪酸は「α-リノレン酸」や「DHA」「EPA」がある
46. オメガ6の代表的な脂肪酸は「リノール酸」
47. オメガ3系のオイルは、エゴマ油、アマニ油、インカインチオイル、チアシードオイル、カメリナオイルなど
48. オメガ6系のオイルは、コーン油、大豆油、ひまわり油、紅花油、綿実油、グレープシードオイルなど
49. オメガ9系のオイルはオリーブ油、ナタネ油(キャノーラ)、紅花油(ハイオレイン)、コメ油、アルガンオイル、アボカドオイル、アーモンドオイル、ピーナツオイルなど
血中中性脂肪を下げる作用
50. α-リノレン酸は血中中性脂肪を下げる作用がある
51. α-リノレン酸は体内に入るとDHAやEPAに変換される性質があり、脳の正常な機能を支える働きをする
52. オレイン酸は悪玉コレステロールだけを下げる効果があるといわれる
53. オレイン酸は酸化しにくい性質があり加熱調理もOK
54. リノール酸は、かつては健康に良いとされていたが、過剰摂取はアレルギー症状や心筋梗塞などの引き金になるとの報告もされている
55. オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取比率は1:4の割合が理想的といわれる
56. 現代日本では食生活の欧米化により、オメガ6脂肪酸は意識しなくても大量に食品に含まれているため過剰摂取する傾向があり、オメガ3脂肪酸は不足がち
57. 厚労省「日本人の食事摂取基準(2015)」ではオメガ3脂肪酸を1日1.6~2.4g摂るよう目安設定されている
58. オメガ3が多くオメガ6が少ない食品はエゴマ、イワシ、サバ、アジ、タイ、アナゴ、ウナギ、サケ、サンマ、シシャモ、ブリ、マグロなど
59. オメガ3脂肪酸を多く含む野菜はナス、枝豆、唐辛子
60. エゴマ油はシソ科の一年草エゴマの種子が原料。エゴマは青じそに似ているため「しそ油」などの別名もある
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