安心度のトップは倉吉市、西日本の都市が上位に並ぶ
福祉の充実度などを示す「安心度」では、倉吉市(鳥取)が昨年に引き続き1位となった。これで4回連続の1位となった。
倉吉市は鳥取県の中央部に位置する人口約4.9万人(2015年国勢調査)の都市。江戸時代からの商家の町並みや白壁土蔵群が今も市内に現存する。採用指標の「介護老人福祉施設・介護老人保健施設定員数(65歳以上人口当たり)」が全国1位。他の3指標もすべて全国平均を大きく上回っており、今年もトップの座を守った。
2位は串間市(宮崎)。宮崎県の最南端に位置する人口約1.8万人(2015年国勢調査)の都市。昨年7位から順位を5つ上げた。「出生数(15~49歳女性人口当たり)」が25位、「保育施設定員数-待機児童数(0~4歳人口当たり)」が28位で、この2指標の評価が高い。
3位は七尾市(石川)。能登半島の中央部東側に位置する人口約5.5万人(2015年国勢調査)の都市。昨年12位から大きく順位を上げてトップ3に入った。出生数が増加したことがその要因。「出生数(15~49歳女性人口当たり)」の順位は昨年665位から今年は387位へと大きく上昇した。「保育施設定員数-待機児童数(0~4歳人口当たり)」は全国1位。
「安心度」は毎年西日本勢が強い。その中でも目立つのが中国・四国、九州・沖縄の都市で、トップ10内に9市、トップ30内に25市がランクインしている。中国・四国、九州・沖縄地方は人口当たりでみた福祉施設数が多く、また出生率が全国平均と比べても高いことなどが影響している。
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