「住居水準充実度」は氷見市がトップに浮上
住居のゆとりや持ち家比率を示す「住居水準充実度」は、今回採用2指標のうち、「持ち家世帯比率」で使用するデータを「2013年住宅・土地統計調査」から「2015年国勢調査」に切り替えた。それにより、順位に変動が見られた。今年1位となったのは氷見市(富山)。富山県の西北部、ちょうど能登半島の東側つけ根部分にあたる位置で、市の西側は石川県と接している。人口は約4.8万人(2015年国勢調査)。昨年2位から1位に浮上した。採用指標の「住宅延べ床面積(1住宅当たり)」が全国1位、「持ち家世帯比率」が全国2位となった。
一方、昨年まで7回連続で1位だった珠洲市(石川)は2位に後退した。能登半島の先端部分に位置する人口約1.4万人(2015年国勢調査)の都市。採用指標の「住宅延べ床面積(1住宅当たり)」は昨年と変わらず全国1位だったが、「持ち家世帯比率」が昨年全国1位から今年3位に下がったことが影響した。
3位は尾花沢市(山形)。山形県の北東部に位置し、仙台市とも隣接している。人口約1.6万人(2015年国勢調査)。昨年5位から順位を2つ上げ、トップ3入りを果たした。採用指標の「持ち家世帯比率」が昨年7位から今年4位に上がったことが影響した。
「住居水準充実度」は北陸や東北・中部地方の日本海側に位置する都市が上位に並んでいる。これらの地域では、基幹産業である農業に従事しながら、代々受け継いだ造りの大きい屋敷で暮らしている世帯が多いことが背景にあると考えられる。
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