グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
危ういとわかっていても、進路は子供が選択
【東京大学大学院 Oさんの寄稿文】
私の両親は、塾に行くかどうか、どこの中学に入学するか、理系文系の選択、大学や学部の選択など、教育に関するありとあらゆることを、小さい頃から私に決めさせてくれていて、まったく口を挟みませんでした。
生活態度については(整理整頓など)たくさん注意されましたが、「勉強しなさい」とは一度も言われたことがありません。自主性に任せた放任教育といえますが、希望としては、もう少し教育におカネをかけてほしかったと思っています。
将来、私が親になったら、家庭教育方針としては、幼い頃から自立的に進路を判断させようと思っています。危ういとはわかっていても、思い切って、子供に進路選択を任せ、そしてその責任を本人に取らせようと思っています。そうすることで、子供は自分の将来について真剣に考え、行動するようになると思うのです。
<グローバルエリートからのコメント>
これは学生さんがおっしゃっているように、危うい選択であり、子供のタイプを見極めなければならないと思う。たとえば私は、幼少期の私に選択権があったなら、今頃、破滅の人生を送っていた気がする。しかしうちの姉たちは放っておいても勉強し、また勉強もできたため、自主放任が合っていたタイプだろう。パンプキンはタイプの異なる子供を4人も育てているので、この点、どのような所感を抱いているか聞いてみよう。
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