「糖質制限は痩せすぎる」にはこう対処せよ! 第一人者が伝授「正しい糖質制限ダイエット」

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また、エネルギー不足を補う手段としては、オリーブオイルを積極的に使うこともお勧めしています。いろいろな料理に使って、カロリーを稼いでいただければと思います。

以上のように、糖質制限食でやせすぎる人には、ナッツ類、チーズ、適量の果物、オリーブオイルを取るように指導するといいようです。

コンビニで買える低糖質な間食

身近な存在であるコンビニエンスストアには、低糖質で間食になりそうなものが意外に多く売られているので便利です。

ナッツ類やチーズは、買い置きしておけば、小腹のすいたときに重宝します。

このほか、フランクフルトソーセージやゆで卵、無糖のヨーグルトなど、糖質の少ない食品で間食になりそうなものがいろいろあります。

加えて最近では、前回(急拡大する「糖質制限」市場が日本を救う!)紹介したように、糖質制限商品もコンビニに多く置かれるようになっています。

特にローソンでは、以前から糖質量を明記した低糖質のパン(ブランパン)やスイーツが販売されています。最近では、ファミリーマートでも、ライザップと提携した低糖質スイーツなどが売られるようになりました。糖質量をチェックしたうえで、活用されてはいかがでしょうか。

ただ、コンビニの食品に関して少し注意したいのが、意外なところに使われている砂糖などです。

たとえば、大豆で作ったということをうたい文句にした携帯食品が出されていますが、これらにはドライフルーツが大量に入っており、糖質が多く含まれます。

大豆というイメージに惑わされず、包装に記してある成分表を見て、糖質の量をチェックして選んでください。

このほかの商品についても、イメージに惑わされず、必ず糖質量をチェックするようにしましょう。

江部 康二 高雄病院理事長

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えべ こうじ / Koji Ebe

内科医、漢方医。高雄病院理事長、日本糖質制限医療推進協会理事長、江部診療所所長。1950年生まれ。1974年京都大学医学部卒業。1978年から高雄病院に勤務。漢方療法、絶食療法、食養生、心理療法なども取り入れ、独自の臨床活動を行ってきた。1999年高雄病院に糖質制限食を導入し、2001年から本格的に取り組む。2002年に自らも糖尿病であると気づいて以来、さらに研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。自身の糖尿病も克服する。

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