川端康成に学ぶ『"装い"サムライ道』

-グローバルの檜舞台で印象づける方法-

Google Glassが唯一競合と見なしているウェアラブル・コンピュータをご存じでしょうか。名前は“Terelathy One(テレパシーワン)”。このコンピュータを作っているのが、あのセカイカメラを開発した頓智ドットの設立者、井口尊仁さんです。

さて、この写真に写るすてきなサムライをご覧いただきましょう。

場所は、ロンドンウィンザー城。時は、2013年6月12日。写真に写るサムライは、先述の株式会社テレパシー代表取締役社長の井口尊仁氏です。彼は、イギリスで開催された由緒ある“Founder Forum”に日本人起業家として、招かれたのでした。

“Founders Forum”とは、全世界から起業家や投資家が集まる世界的なイベントのこと。歴史あるウィンザー城では、数日にわたるディスカッションやディベートが繰り広げられます。この“Founder Forum”、実はイギリス王室とイギリス政府がバックアップするヨーロッパ最大級のイベントで、まさに世界から集められたグローバルな起業家と投資家が国境を超えて出会うフォーラムなのです。

“Founder Forum”のフォーマルディナーで、海を渡ったサムライが着ていたのは、羽織袴。なんと格好いいものではありませんか! さて、正式な海外の場での羽織袴はどのような効果があるのでしょう?

想像してみて下さい。ロンドンの伝統あるお城。当然多くの人はタキシードでしょう。その中に静かに佇む紋付羽織袴の日本人男性。言葉はなくとも、その周りには独特の空気感が広がりそうです。海外に行けば中国人か韓国人かわからない、とも言われる日本人ですが、そのどちらの国でもない存在感を非言語で表現することができるでしょう。

西洋から輸入された洋服は、今では日本人の身近なものになりますが、日本人の古来のものではありません。伝統あるお城に招かれたからこそ、彼は招待者に敬意も表し、日本伝統の第一礼装をしたのではないでしょうか。

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