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中国は日本に比べて「男女平等」とよく言われる。実際、結婚や出産後も女性が働き続けるのは当たり前。管理職の女性比率も日本より高い。
ただし、中国においても、女性が仕事とプライベートを両立させるのは大変だ。今回は、3人の中国人エリート女性たちに、恋愛・結婚・キャリア事情などをざっくばらんに語ってもらった。
70年代生まれの男はカネを使わない
――みなさんの家庭では、家計はどうやって管理しています?
魯悦:私の周りでは、「共同の財布」方式という夫婦が多いわね。2人で同じ口座におカネを入れて、それを一緒に使うの。
劉陽:うちはそれだわ。
陳雪:私のところでは、夫は自分の生活費を自分の給料から賄って、残りは全部貯金している。私はそれにはノータッチ。それで私のほうは、自分の生活費以外に、子供にかかる費用を基本的に全部、出しているわ。
――中国では珍しいですよね?
陳雪:そうかもしれない。でも私のほうが稼いでいるし、夫は無駄遣いする人ではないと信じているから。彼が使うおカネといっても、せいぜい私にチョコレートを買ってくるくらい。ブランド品もいっさい買ったことないのよ。
魯悦:え~、すごくいいだんなさんじゃない!?
――中国ではこういう夫は少ない?
陳雪:年代にもよるんじゃないかな。70年代生まれの男性って、あんまりおカネを使わないと思う。彼は海外生活が長かったけど、全然、おカネ使わないの。
魯悦:私は海外に出る前はほとんどおカネを使わなかったけど、海外でおカネ使う生活を知ってからはだめね。
陳雪:私なんてずっと使いまくり。実は買い物依存症なの。家にはあらゆる物があふれているわ。でも今は10個買って帰ってきたら、9個は返品するようにしているし、ブランド品はあまり買わないようにしているの。
――だんなさんはそれについてどういう反応を?
陳雪:「君は買い物が多すぎる」って言い続けている。以前にアメリカから10箱分買って帰ってきたときには、さすがにキレたけど、私も「自分のカネで買って何が悪い」ってキレ返して、大げんかになった。だって彼のおカネは1円も使ってないのよ。文句言う筋合いはないわ。
魯悦:私のだんなは結婚する前に、給料口座の銀行カードを私に渡して、自分の財務状況を全部話してくれたわ。
劉陽:それは絶対、結婚して正解だわ!
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