トイレットペーパーを漫然と買うと損をする 「エリエール」値上げでじっくり考えてみた

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スーパーでもドラッグストアでも、たいてい5の倍数の日に5%オフやポイントアップデーを持ってくる。5日、10日、15日、20日、25日、それに1日を加えている場合もある。そろそろストックが切れるというときは、5の倍数を思い出そう。なお、どのチェーンもスマホアプリ経由でクーポンを発行しているので、よく行く店のアプリはダウンロードしておくのは基本だ。

意外に侮れないコンビニ&100円ショップ

こまめに店を回る暇なんてない、という人はコンビニで買うことも多いだろう。価格を調べるためコンビニ3社の店舗を回ったところ、箱ティッシュは、276円、284円、298円(すべてPB商品)。トイレットペーパーは8ロール246円、299円、12ロール298円など。おおむね250~300円のゾーンにあり、ドラッグストアやスーパーなどに比べるとやや割高だが、コンビニ同士ではどこも大差ない。

コンビニで安く買おうとするなら共通ポイント(dポイント、Tポイント、Ponta、楽天スーパーポイント)が使えることが多いので、ぜひそれを利用しよう。ドラッグストアの独自ポイントは一定量以上貯まってからでないと値引きに使えないものが多いが、共通ポイントは1ポイント=1円として使える。

著者の近著『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

こうしたポイントは必ず買う生活必需品の購入に使ってこそ節約効果を実感できる。なお、共通ポイントで買い物できるドラッグストアチェーンもあるので、より安く買いたいならそれもありだろう。

1人暮らしで12ロールのトイレットペーパーは多すぎるし収納にも困るという人は、100円ショップという手もある。4ロールが100円で手に入るからだ。昼間働いていて、普段も家にいないという生活スタイルなら、100円でひと月くらい賄えるかもしれない。コスト100円ですむなら、無理に安売り日にこだわらなくてもいいだろう。

最初に大王製紙の値上げについて述べたが、原料高の影響で街のティッシュ配りも減るのだろうか。こういうご時世だ、今後はありがたく受け取ろうと思う。

(文中の価格は税抜き価格です)

松崎 のり子 消費経済ジャーナリスト

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まつざき のりこ / Noriko Matsuzaki

20年以上にわたり『レタスクラブ』『レタスクラブお金の本』『マネープラス』などのマネー記事を取材・編集。家電は買ったことがなく(すべて誕生日にプレゼントしてもらう)、食卓はつねに白いものメイン(モヤシ、ちくわなど)。「貯めるのが好きなわけではない、使うのが嫌いなだけ」というモットーも手伝い、5年間で1000万円の貯蓄をラクラク達成。「節約愛好家 激★やす子」のペンネームで節約アイデアも研究・紹介している。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)、『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)、『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)。
【消費経済リサーチルーム】

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