カネ、不倫、放言…安倍チルドレンは酷すぎる なぜ国会議員は子どもだらけになったのか
過去を振り返ると、2005年の小泉純一郎首相(当時)による「郵政解散」での衆院選圧勝で当選した新人議員83人は「小泉チルドレン」と呼ばれ、同期で「83会」を結成したが、自民党に逆風が吹き荒れた2009年の「政権交代選挙」では10人しか生き残らなかった。
「小泉チルドレン」で有名になったのは公募で比例南関東ブロック35位登載なのに自民圧勝で「想定外の当選」となった杉村太蔵氏(37)。同氏は当選後のインタビューで「早く料亭に行ってみたい」「念願のBMWが買える」などと発言して批判され、党本部での謝罪会見に追い込まれた。同氏は2009年の衆院選には出馬できず政界を引退したが、その後は「薄口政治評論家」などを売り物にテレビタレントとして活躍している。
「小沢ガールズ」の山尾氏は"安倍キラー"に
一方、2009年衆院選で「政権交代」の追い風に乗って初当選した民主党議員は143人。選挙を取り仕切ったのが小沢一郎同党幹事長(当時、現自由党代表)だったため「小沢チルドレン」と呼ばれたが、2012年衆院選で当選したのはわずか11人だった。小沢氏が2009年衆院選で自民党現職追い落としのために「刺客」として送り込んだ女性候補は当選後、「小沢ガールズ」とも呼ばれ、マスコミにももてはやされた。
ほとんどが2012年には落選して政界を去ったが、東大法学部卒で検事出身の山尾志桜里氏=愛知7区=は2014年衆院選で復活当選し、昨年2月の国会で「保育園落ちた、日本死ね!」の匿名ブログを取り上げて首相を厳しく追及するなど"安倍キラー"として名を挙げ、同3月に民進党政調会長に抜擢されて話題となった。
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