ソフトバンク孫社長、米国戦略を初公表 第1四半期の営業利益は初のドコモ超え

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「ボーダフォンジャパンを買収した時、私は必ず営業益でドコモを超えると宣言した。誰が信じることができただろうか。確信があったわけではないが、情熱を持ってやってきた。そして、超えることができた」

ソフトバンクは7月30日、第1四半期(2013年4~6月)決算を発表した。売上高は前年同期比21%増の8810億円。営業利益は92%増の3910億円、純利益も2.2倍の2631億円と大幅な増収増益だった。

ガンホー株の再評価もあり、営業利益ついにドコモ超え

ソフトバンクにとってはすべて過去最高の数値となり、孫社長が指摘するように、営業利益以下、経常利益、純利益とも、ついにNTTドコモを上回った。

ソフトバンクは今年4月から、大人気のパズル&RPG「パズル&ドラゴンズ」を擁するガンホー・オンライン・エンターテイメント、そしてイー・アクセスを連結子会社化している。

今第1四半期は、両子会社の業績がフル寄与するとともに、本業であるモバイル事業の携帯電話契約純増数でも81万件を積み増し、トップの座を守り続けている。また、ヤフーもスマホを含めた検索連動型広告の伸びなどで売上高を伸ばしている。

一方、営業利益では、ガンホーの連結化に伴う一時益1491億円を計上。これは、もともと傘下のソフトバンクBBが保有していた、ガンホー株式の持ち分33.63%を再評価したことによるものだ。ガンホー以外でも、モバイル事業や2ケタ増益となったヤフーを中心に利益を積み上げた。

次ページ米国戦略を初めて明らかに
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事