協力を仰げる自分への”脱皮”
今では、素直に「周囲の協力を仰ぐ」ようになった岩瀬さんは、育児も自分ひとりで抱え込まない。
「オープン前には時短勤務とはいえ、夜11時まで残らないとどうしようもないときも多々あったので、自宅マンションから車で10分の距離に住む義理の両親には本当に助けてもらいました。私の両親にも、泊まり込みで来てもらい、子どもの世話を頼み、クタクタにさせたこともあります」
幸いご主人は、「洗濯は自分の仕事」と宣言するほど、家事や育児に協力的。だから子育ては夫婦、共同で行っている。
「毎朝、保育園には、旦那と子どもと3人で行くんです。息子の状態を2人で見られるし、『今、保育園ではこんなことをやっている』なんて情報を共有できますもんね」
朝は4時半に起きて、朝食のほかにその日の夕飯作りまでしてしまう。そうすることで、「平日でも、夕飯前に子どもと公園に行って、遊ぶ時間が確保できる」からだ。
「子どもを産み育てることは、自分の成長にばかり関心のあった私が“脱皮”するキッカケになりました」
そう語る岩瀬さんに、「野心ぎらぎらだった」というかつての面影を見ることはできない。
(撮影:梅谷秀司)
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