東京ドームの母が、「野心」を脱いだ理由 モーレツ社員時代のプライドは捨てた!

✎ 1〜 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

協力を仰げる自分への”脱皮”

今では、素直に「周囲の協力を仰ぐ」ようになった岩瀬さんは、育児も自分ひとりで抱え込まない。

「オープン前には時短勤務とはいえ、夜11時まで残らないとどうしようもないときも多々あったので、自宅マンションから車で10分の距離に住む義理の両親には本当に助けてもらいました。私の両親にも、泊まり込みで来てもらい、子どもの世話を頼み、クタクタにさせたこともあります」

幸いご主人は、「洗濯は自分の仕事」と宣言するほど、家事や育児に協力的。だから子育ては夫婦、共同で行っている。

「毎朝、保育園には、旦那と子どもと3人で行くんです。息子の状態を2人で見られるし、『今、保育園ではこんなことをやっている』なんて情報を共有できますもんね」

朝は4時半に起きて、朝食のほかにその日の夕飯作りまでしてしまう。そうすることで、「平日でも、夕飯前に子どもと公園に行って、遊ぶ時間が確保できる」からだ。

「子どもを産み育てることは、自分の成長にばかり関心のあった私が“脱皮”するキッカケになりました」

そう語る岩瀬さんに、「野心ぎらぎらだった」というかつての面影を見ることはできない。

(撮影:梅谷秀司)


 

佐藤 留美 ライター
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事