1. 美味い話
あそこの料理は美味い、あの国の料理はまずい……といった料理の味に関する話題。一緒に働いたことのある、外国人の女性社員から、こんな苦情を受けたことを思い出します。
「日本ノオトコ、ドーシテ外国ノコトハ『料理ウマイ?』シカ聞カナイノ?」
話題が料理の味オンリー、確かに日本のデキないオトコに顕著な傾向です。本人は「美味い料理を知ってるぞ」アピールのつもりですが、食のほかに関心がない、趣味や教養の乏しいオトコに映ってしまいます。
「あのレストラン行ったよ」
「美味しかった?」
「うん。あそこの料理屋さんも行ったよ」
「美味しかった?」
「うん。今度はあっちのカフェも」……
「もうええわ!」と返したくなるくらい会話が発展しない。外国人がうんざりするのもうなずけます。
ネットで見た情報を披露しても「だから何?」で終わり
2. 「〜らしい」話
メディアなどで入手した「〜らしいよ」というプチ情報。本人としては、物知りなデキるオトコを装っているのですが、知っていることを伝えるだけで何のひねりもないので、思考力の足りないオトコに見えてしまうようです。
とある外資系企業で、日本人同士のランチ席からこんな会話が聞こえてきました。
「ネットで見た話なんだけど、人食い部族が世界にあるらしくてさぁ」 「へー」
「彼らに聞いたら、実は日本人がいちばんうまいらしいよ」
「へー」
「……なんか、うちのボスが聞いたら”So what?”って言われるような話だな」
情報の真偽はともかく、”So what?”、「だから、何?」と聞き返すしかない、無意味で発展性に欠けた情報のダイレクトパス。これもジャパニーズ・デキないオトコの会話の特徴です。
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