生徒4:小木曽さんは、自分自身が課題やトラブルに直面したとき、どういったアプローチで解決していますか。ネットはその解決に活用しうる道具ですか。
小木曽:またシブい質問しますね。トラブルや課題って「ナゼこれをやらなきゃいけないんだっけ?」とか「で、本来解決すべき弊害って何だっけ?」を意識して取り組むと、本質や糸口が見えやすくなるんです。「そもそもコレってトラブルなの?」くらいな意識がイイですね。そのことに気がついてから、いろんな面で視野が広がった気がします。もちろん、そのためにネットも思い切り活用しますよ。
でも社会に出ると、その大事なことを忘れてしまうような、あらがえないシガラミとか、理不尽とか、本当にたくさんあるんです。だから意識していないと、本当に忘れちゃうんですね。まあ、みなさんだっていろんな理不尽に直面していると思いますので、その点は同じかもしれません。これで答えになりますでしょうか。
何だか私が鍛えてもらっている気が
以上が質疑応答の模様です。こんな感じで、20人くらいの質問に答えたと思います。実際はもっとシドロモドロな受け答えだったんですが、もう記憶もボンヤリしています。講演が終わった後も、残った生徒さん達数十人から質問をいただき、この日はヘロヘロになって東京に帰りました。
そして、この生徒さん達とのやり取りは、まだ終わっていないのです。実は彼らのほとんどが寮生。スマホの持ち込みは禁止されているのですが、春休みで実家に戻り、自分のスマホの電源を入れ、SNS経由で連絡をくれています。今でも質問やら意見交換やらが続いてるんですよ。
自分の本質を丸裸にされるような質問もあったりして、何だか私が鍛えてもらっている気がします。でも、話せば話すほど「日本の未来は明るい」と思わせるような聡明な生徒さんたちでした。オジさんも頑張らねば!
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら