「年度替わりの変化」は超巨大なストレス源だ 鍵をかけたか気になることが多いと危険!?

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ストレスがたまっていることを自覚したら、次はそれを解消する手段を見つける必要があります。あなたは、自分のストレス解消法をいくつ挙げられますか? ストレス解消法は、複数あったほうがよいですね。

というのも、誰か誘い合わせないとできないものをストレス解消法としているのであれば、ときによって日程を調整すること自体がストレスになることもあります。よって、1人でできるものもあるとよいでしょう。さらに、わざわざどこかへ出向かずとも、日常的にすぐにできることが望ましいです。

唯一絶対のストレス解消法などありません

よく、「おすすめのストレス解消法を教えてください」と質問されることがありますが、私も残念ながらわかりません。なぜならば、趣味、好み、価値観は人によって違うからです。ある人にとってストレス解消になっても、別の人にはストレスになることも十分ありえます。

温泉好きな人もいれば、みんなが入っているお湯に入るのが気持ち悪いという理由で温泉が嫌いな人もたくさんいます。ジョギングして、すっきりする人もいれば、運動すること自体が苦痛な方もいます。ですから、自分がやっていて楽しいもの、すっきりした気分を味わえるもの、豊かな気持ちになれるもの、夢中になれるもの、どれかに該当するものを増やしていきましょう。人と同じでなくて全く構いません。

加えて、時間は短くとも集中できるものを取り入れましょう。何もかも忘れ没頭できる時間は、気分転換に最適で、究極のリラックス効果を生みます。

変化の多い時期こそ、意識的に気分転換や好きなことを取り入れて、ストレスをため込まないようにしましょう。新しい年度を生き生き過ごしていくためのキーとなるはずです。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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