仕事にメールは不可欠だが、友達との情報交換なら、終わってからすればいい。さらに、
というように、携帯電話やスマートフォンの着信設定を、音の鳴る状態にしている学生も厳しく評価されている。会社訪問、説明会、面接では、電源を切るべきだろう。
5.遅刻・ドタキャン系
当日になっていきなり欠席をするドタキャン学生や遅刻学生も人事に嫌われる。とくに面接でのドタキャンは致命的だ。
・連絡なしのドタキャン(300人以下、サービス)。
・グループワークデストロイヤー。遅刻での入室を断った際に、ものすごい剣幕で切れられた。(300人以下、サービス)
お調子者は採用担当者にはお見通し
体調不良などやむを得ない事情があるかもしれない。だが人事の方も、社内の管理職(人事の採用担当者より年上のことが多い)に対し、面接官になってくれと依頼している。当日に面接官が部屋で待機しているのに学生が来ないのでは人事の立場はない。さらに連絡なしのドタキャンは大人として論外だ。グループワークで遅刻するのもアウト。他の学生たちがスタートしていると、人事は遅刻した学生をフォローできない。
6.過剰アピール系
学生は、人事に気に入ってもらおうとしているのだが、逆効果だ。「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがあるが、人とのコミュニケーションでも過剰な反応は逆効果となる。空々しく見える。
・あまりに自己アピールが強すぎて、こちらがついていけない(301~1000人、商社・流通)。
発言には責任が伴う。単に会社をほめればいいというものではない。内容が伴わずにほめると、真剣さのないお調子者と思われてしまう。
・芸能人に似ていますねと言われた。何を意図しているのかわからなかった(1001人以上、メーカー)。
・思考が軽い調子がいい学生(301~1000人、メーカー)。
今回は社会常識がない学生を中心に取り上げた。次回は、まちがった自分探しや、甘い考えが悪い印象を与える、”勘違い系”就活生の事例を紹介したい。