知らないと損!大衆薬購入で税を浮かせる法 2017年スタートの新制度を知っていますか

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薬局でよく大衆薬を買う人ならぜひ知っておきましょう(写真:Graphs / PIXTA)

この冬もインフルエンザが猛威を振るっています。先週は東京や千葉などでインフルエンザ流行警報が発令されました。

セルフメディケーション推進のため

今年(2017年1月1日)から、インフルエンザの予防接種や健康診査を受けるなど「健康管理や予防に取り組んでいる人」を対象に新たな税制が施行され、税金を減額できるようになりました。その名は「セルフメディケーション税制」です。

「健康管理や予防に取り組んでいる人」が薬局で「スイッチOTC医薬品」を購入し、その合計額が1年間で1万2000円を超えた部分(最高額8万8000円)を所得控除額とすることができます。従来の医療費控除の特例になります。

スイッチOTC医薬品とは、簡単に説明すると、病院でしか購入できなかった効き目のよい薬が薬局などでも購入できるようになった医薬品のことです。厚生労働省のHPには一覧が公開されており、その数は1500品目に上ります。

今まで、予防接種、健康診査、健康診断は受けているものの、入院をするような病気や大ケガをしないかぎり、「医療費控除は自分にはあまり関係ない」と医療費の領収書を捨ててしまったり、どこに保管したか忘れてしまったりということに覚えはありませんか。

ただ、風邪ぎみぐらいでは病院に行くほどでもない、病院に行く時間がないといったときに、「薬だけでも購入しよう」と薬局に立ち寄ったことがあるという方も少なくないでしょう。

セルフメディケーション税制では、その薬局で購入する薬を、「スイッチOTC医薬品」にするだけで、減税につながります。

薬局で薬を買うという行動は何度も経験していることなので、従来の医療費控除よりもなじみやすく手間はかかりません。その理由にはとりかかり(準備)が簡単ということが挙げられます。

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