「いい人」では成功できないこれだけの理由 最強なのは「恥ずかしさ」を感じない人

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しかしそれも、具体的に考えようとすれば、こう反論できるのではないでしょうか。

「なぜそれが不謹慎と言えるのか? 根拠は何か?」

「不謹慎とは誰から見たものか? 誰による判断なのか?」

「その人は、他人を不謹慎だと判断できる技量や資質を持っているのか?」

「仮に不謹慎だとして、それでいったい誰が困るのか? 具体的に何が困るのか?」

そうやって突き詰めていけば、実は誰も何も困ることはなく、「不謹慎だ」という人の価値観の押し付けにすぎないことがほとんどだとわかります。

私自身も40歳を迎える直前くらいになって、ようやく恥ずかしさ不感症のレベルが上がってきました。失敗や自分の未熟さ、無能さをオープンにし、「それが私なんです」と言えるようになってきたのです。

素のままの自分をさらけ出す

『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

そうやって素のままの自分をさらけ出し続けていけば、その状況に慣れます。それで離れていった人もいるかもしれないけれど、むしろ親近感が湧くと言ってくれる人もいる。そして周りも「あいつはああいうヤツだ」と思うようになる。

すると自分を大きく見せる必要も、見栄を張る必要もなくなり、やろうと思えば周囲に関係なく何でもできるという自信につながっています。

もちろん、すぐに到達できる境地というわけにはいきませんが、自分を飾らないで素のままで生きても、まったく問題はないんだ、という経験を積み重ねていくことです。

つまり、もし他人の目が気になって自由に行動できない人は、自分が思っている常識やあるべき論、道徳心や社会規範に対して、自分がそれを守らなかったら具体的に何が困るのかを考え抜いてみることです。

午堂 登紀雄 米国公認会計士

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ごどう ときお

1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事。大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。2006年、株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。現在は不動産投資コンサルティングを手がけるかたわら、資産運用やビジネススキルに関するセミナー、講演で活躍。『捨てるべき40の「悪い」習慣』(日本実業出版社)など著書多数。

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