「いい人」では成功できないこれだけの理由 最強なのは「恥ずかしさ」を感じない人
そうなるにはどうすればいいかというと、ひとつは「これを恥ずかしいと感じて何かメリットがあるか?」「仮に周囲にそう思われたとして、何か困ることは起こるか?」と具体的に考えてみることです。
たとえばあなたは、同僚が昨日着ていた服の色を覚えているかというと、覚えていないですよね。だったら自分もそう見られているということです。
あなたが通勤途中、服装をビシッと決めた人とすれ違っても、「カッコいい」と感じるだけで終わり、すぐに忘れますよね。頭ボサボサでパジャマ姿の人とすれ違っても、「ヘンな人」とは思っても、やはり声はかけないし、同じくすぐに忘れるでしょう。だったら自分もその程度だということです。
そう考えると、その恥ずかしさを避けるための行動は、ほとんど意味がないことがわかります。
困ることがあるか考えてみる
あるいは「それをやって他人から嫌われたら何が困るのか?」と具体的に考えてみる。
「何かあったときに助けてもらえないから」という思いが湧き上がっても、さらに具体的に考える。「何かあったときの何かって何? 大地震や洪水? そのときその人は自分を助けてくれるのか? 助ける力を持っているのか? 助けるってどうやって? その人とは住んでいる家が離れているからそもそも無理では……?」
そうやって自分が思いついた言い訳すら具体的に考え、何が起こるか想像し予測していけば、「周囲」という漠然とした人たちに嫌われたところで、実際に困る場面はあまりない、あっても被害は軽微だろうとわかります。
ほかにも、誰かから「そういうのは不謹慎だ!」と指摘されたとします。ここでいい人はシュンとしてしまいがちです。
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