アヴェンタドールの最新進化は何がスゴいか ランボルギーニの最先端技術をてんこ盛り

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新型ランボルギーニ、アヴェンタドールSが登場

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

2016年12月、ランボルギーニは旧来のLP700-4に代わる新型のアヴェンタドールSを発表した。

新型の登場によって退場するランボルギーニのフラッグシップ・シリーズ、アヴェンタドールの「LP700-4」がデビューしたのは、2011年3月のジュネーブ・ショーのこと。それから5年と9か月を経た2016年12月19日、サンタ・アガータのランボルギーニ・アウトモービリ本社は、LP700-4を大幅にブラッシュアップして「アヴェンタドールS」と呼ぶ新型を発表した。

これにともない“LP700-4”の型呼称は廃止となり、シンプルに“S”となった。搭載するのは、先代と同じ6.5リッターV型12気筒NAエンジンで、プラス40psの740psの最高出力と、従来と同一の最大トルク690Nmを発揮する。トランスミッションは、最短で50mm秒以内にギアシフトするシングルクラッチ式7段シーケンシャルISRが組み合わされる。0-100km/h加速は2.9秒、マキシマムスピード350km/hのパフォーマンスを披露するという。

アヴェンタドールSにおける最大のトピックは、最新の電子制御システムが導入されたことによって、大幅な進化を遂げたハンドリングであるとされる。2015年にデビューした世界限定600台のハードコアモデル、「アヴェンタドール LP750-4 SV」に初めて採用され、今回がシリーズ生産モデルとしては初の導入となる4輪ステアリングシステムは、低速および中速時でのアジリティと高速時のスタビリティの双方を高めたという。

一方、縦方向の制御の要となるのが、4輪ステアリングに合わせて修正された最新式のプッシュロッドおよび磁気粘性ダンパーとの組み合わせによるサスペンション・システム(LMS)だ。これもまたLP750-4 SVに次いで、ランボルギーニのシリーズ生産モデルとしては初の導入。上記のシステムを一括管理する「ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・アッティーヴァ(LDVA)」制御ユニットに統合され、クルマの挙動を司るブレーンとして、常に最適なパフォーマンスを導き出す。

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