30代から成長したい人が持つべき「3つの鏡」 僕が「貞観政要」を座右の書にする理由
 
時代を超えた帝王学の教科書とは
僕は、価値観の押し付けが大嫌いです。価値観や人生観は人それぞれ固有のものですから、他人がああしろ、こうしろと強制することは本来的にできないと思っています。
ですから、ライフネット生命の社員に「この本を読みなさい」などと言ったことはありません。本が嫌いな社員もいますし、勉強する方法は本以外にもある。人から学ぶことも、旅から学ぶこともできます。
その僕が例外的に、岩瀬大輔(ライフネット生命・社長)に、「これを読め」と薦めた本があります。その本が、『貞観政要』です。
『貞観政要』は、唐の第2代皇帝、太宗(たいそう)・李世民(りせいみん)の言行録です。「太宗」とは、太祖(創業者)に次ぐ功績のあった皇帝に与えられる廟号(死去した後に贈られ、廟に載せられる名前のこと)です。
太宗と臣下(部下)の政治上の議論や問答が、全10巻40篇の中にまとめられています。「貞観」とは、当時の元号(年号/西暦627~649年)のこと。貞観の時代は、中国史上、最も国内が治まった時代(盛世)の1つといわれています。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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