”夏休み決戦”を制する者がお受験を制する 学校を見て、開成の合格発表が盛り上がらないワケを知る

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ゴールを具体的にイメージできているか

ビジネスプロジェクトでも、お受験プロジェクトでも夏休みプロジェクトでも、成功する「計画」を立てる際に、まず必要となるのが、ゴールを具体的にリアルにイメージすることである。

しかし、それだけでROIを最大化できる「プロジェクト計画」が立てられるわけではない。ゴールが明らかになったら、そのゴールを目指すための最短距離を設定し、最短距離で進むためのタスクの設定をしなければならない。

夏休みでも普段の生活でもそうだが、本来、子どもたちは勉強ばかりしていないで、もっともっと遊ぶべきだ。でも、遊んでばかりいると受験競争に勝てないことも事実である。だから、ビジネスの最前線で活躍するパパやママは、それを両立させるために腐心する。

そのためには、ROIを最大化するために、ゴールを達成する最短距離の設定を行わなければならない。そこで、次回、最終回ではゴールを達成する最短距離の設定方法について、お話をしていこう。

牧田 幸裕 名古屋商科大学ビジネススクール 教授

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まきた ゆきひろ / Yukihiro Makita

1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループなどを経て、2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。2007年准教授。2018年より現職。名古屋商科大学では5年連続ティーチング・アウォード受賞。著書に『デジタルマーケティングの教科書――5つの進化とフレームワーク』(東洋経済新報社)などがある。

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