iPhone「カメラ機能」を使いこなす意外なコツ iOS10.2で新機能も追加

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フォーカスを合わせた後、上下にフリックすると明るさを調整できる

写真がなかなか思いどおりの明るさにならない、ということもあるだろう。空を含めた風景写真を撮ったらビルが暗くなりすぎてしまったり、逆に黒っぽいものを撮ろうと思ったら全体的に明るくなりすぎてしまった経験はあるはずだ。こういった写真は、後から明るさを調整してもいいが、全体的に色が飛んでしまっていると補正が効きづらくなる。

このような場合は、明るさを手動で調整するのがオススメだ。iPhoneは、ロックを合わせた後、上下に指をフリックすると、明るさの調整が可能になる。上方向にフリックすると明るく、下方向にフリックすると暗くなるため、撮りたい写真の仕上がりを意識して調整するといいだろう。

2.設定を保持して素早く撮影を行う

iOS 10.2では、「設定の保持」という項目が加わった

12月13日にiOS 10.2の配信が始まり、最新バージョンではカメラの設定にも変更が加わっている。新たに追加されたのが、「設定の保持」という項目だ。これを上手に設定すれば、素早く撮影を行うことが可能になる。

設定できる「設定の保持」は3つ。1つ目が「カメラモード」、2つ目が「フォトフィルタ」、3つ目が「Live Photos」だ。標準設定では、上からオフ、オフ、オンになっている。この状態でカメラを終了させ、しばらく経つと、カメラモードとフォトフィルタが自動的に標準状態(カメラは“写真”、フォトフィルタは“なし”)に戻り、Live Photosは自分が使ったオン・オフどちらかのままになる。

たとえば、静止画よりも動画撮影のほうが多いという人は、「カメラモード」をオンにしておくといい。すると、カメラを「ビデオ」で終了しても、カメラモードが元に戻らなくなる。次にカメラを起動したときも、ビデオモードで立ち上がるため、すぐに撮影を開始できるというわけだ。もちろん、ビデオモードだけでなく、「タイムラプス」や「スロー」「スクエア」などのモードもそのまま保持される。逆に頻繁にカメラモードを変える人は、標準状態のまま、オフにしておけばいい。

フォトフィルタとは、写真撮影時にかけることができるフィルター効果のことを指す。同じフィルターを繰り返し使うようなときは、オンにしておけばいい。ただし、このようなフィルター効果はアプリで後から行うことが可能なため、あえてモードを保持する必要性は少ないかもしれない。

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