飲み会で株を下げる人の残念な「立ち位置」 毒々しいトークに乗っかりすぎてはいけない

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本音が見えてこない会話ほどつまらないものはありません。盛り上がらなくて当然でしょう。本音を言うことと本性を見せることは、決してイコールではありません。ここで大事なのは、さらけ出すのではなく“ほどよく、見せていく”ということ。

そのバランスのとり方が難しいがために、本性を出しまくるか、いっさい出さない、という極端な2つのパターンに分かれてしまいがちです。たとえば、女性の服だって、露出が多すぎると下品になったりしますよね。ちょい見せ、ちょい出しみたいなほうが、意外と興味をひいたりする。

それに近い感覚で、「垣間見える本音から、この人は実は、物事を的確にとらえていそうだ!」といった連想させるのです。

こんな前置きがあると、毒を吐いても許される

とはいえ、「そう簡単にできるのか?」と思いますよね。もちろん、経験や場数がものを言いますが、誰にでも使いやすい、便利なフレーズがあるのでご紹介します。それは、

「ちょっと品がない(おおっぴらには言えない)ことを言ってしまうのですが」

という前置きです。ひと言、断りを入れる。そのうえで、静かに短く、毒を吐いてみるのです。ポツリ、ボソリでも良い。後輩を指して、「めったにないけれど、たまにすごいヒットを飛ばすことがある」とか、「どうしてうちの会社に採用されたかナゾ」などの、愛のある毒でもかまいません。

やりすぎは禁物ですが、お酒の席においては多少、品格を横に置いておいたほうが盛り上がることが多いのは事実。これがさすがに下ネタなどは女性に不評ですが、たとえば、話題になっているニュース、人物などを評価する際には、率直な視線で遠慮ない意見を言ってもらったほうが、聞いているほうはスカッとしますし、新しい発見もあると思ってもらえるかもしれません。

「そこまで言ってしまっていいの?」「でも本当にそうだよね、実は私も思っていた。私も言っちゃっていいかな」といった会話は楽しくて、意気投合できることがあります。

「目のつけどころがいい → 話がわかる → 仕事のセンスもよさそう」と評価も上がるかもしれません。“わかっている“という感覚は人を一瞬でつなぎます。

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