一流の人が忙しくても瞑想を欠かさない理由 俯瞰し、平常心を保つことが良い結果を生む

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一方、マインドフルネスは禅の瞑想がもとになってできていますが、短時間で、かつ場所もどこでも行えるので、その手軽さからすると「プチ瞑想」といえるでしょう。特徴は以下の通りです。

1.短い時間、たとえば1分からでもOK
2.場所を選ばない
3.立っても座っても寝ていてもできる
4.周りにだれがいてもできる
5.心は雑念だらけでも全然問題ない

瞑想はそれぞれが相互作用しており、どれかの目的を達成するために瞑想をするのではなく、心のトレーニングとして習慣にすることで効果を実感できます。20年以上も瞑想を続けている一流のビジネスパーソンの瞑想のやり方やその効果をみると、「ガチ瞑想」ではなく、「プチ瞑想」のやり方で、自分なりの続けやすい方法見つけて、継続しているという共通点がありました。

「プチ瞑想」ならできるかも、と思った方は以下の5ステップを参考に是非、取り組んでみてください。

誰でもできるプチ瞑想実践方法5ステップ

●ステップ1

以下に紹介する「プチ瞑想の導入事例トップ12」の中でまず、できることをやってみる。

1.シャワーを浴びながら呼吸に意識をおく
2.電車で最後の一駅前にスマホを閉じてゆったりとした呼吸を行う
3.商談の前に5分早くついて、待合席にて行う
4.カフェで一人の時間に行う
5.寝る前のお布団のなかで行う
6.エレベーター、エスカレーターに乗ったとき、スマホをとじて呼吸を意識する
7.歩きながら、自分の呼吸を意識する
8.トイレ休憩の往復時間に歩く瞑想をしてみる
9.オフィスで、仕事の合間に一度伸びをしたあとにゆったり呼吸する
10.待ち合わせで相手が遅れてきたとき、呼吸に意識を置く
11.会社の給湯室で飲み物をゆっくりいれたり、飲んだりするのを楽しむ
12.リビングで大の字になって寝転がり、体の感覚を眺めてみる
●ステップ2

「プチ瞑想導入事例トップ12」を何度かやってみる。やりやすい内容をみつけて、何度かやってみる。そのときに、判断や評価を手放して行う

●ステップ3

毎日できるプチ瞑想習慣をつくる。「これならできる!」ことを一つでもいいから、毎日行う習慣にする

●ステップ4

誰かと一緒にやってみる。マインドフルネス関連のセミナーやヨガのレッスンにでて、他の人と一緒にやる機会をつくってみる

●ステップ5

セミナーに出て、習慣にする。自分にあったセミナー、ヨガ、プチ瞑想関連のレッスンに定期的に通い、プチ瞑想習慣のペースメーカーを見つける

どんなに忙しくても瞑想をかかさない一流の人でも、瞑想中に雑念が浮かんでくることがあります。瞑想で大切なのは、生活の中に取り入れて習慣にすることです。「自分にはうまくできない」と肩肘張らずに、まずは簡単なステップから始めてみると良いでしょう。

大西 千春 CHIラボ代表/ヨガインストラクター

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おおにし ちはる / Chiharu Onishi

ロンドン大学大学院修士卒業。ZARAのトレーニングマネージャーとして述べ8000人以上の研修を10年間行う。産業カウンセラー、コーチングの資格(NLPマスタープラクティショナー)をアメリカにて取得し、コミュニケーション分野の専門性を高める。研修現場での経験を通して、体感覚(呼吸への意識)をあげることで、より実践的なビジネススキルの向上につながることに気づき、体の分野においても高い専門性を持つことを決める。約20年前にインドで出会ったヨガと瞑想をさらに極めるために、2014年にはヨガのインストラクター資格(RYT200 全米ヨガアライアンス)を取得し、ボディスキャンをはじめとしたヨガセラピスト(ヨガニードラ)の資格も取得。ヨガレッスンや瞑想講座も多数開催。2015年9月からCHIラボを開業。瞑想入門講座、企業向け研修やヨガレッスンを提供することを通じて、ビジネスパーソンが健康で心を整えながら働くことをサポートすることに従事する。

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