学習の進捗度を母親も把握しましょう
高価なダイヤも磨かねばただの原石です。さあ、お子様方に合った塾の決定は原石磨きの開始です。私は放っておいても勉強する子も育てましたが、そうでない子も育てました。受験戦争の前に親子の戦争の始まりです。
まず子供さんが、勉強の喜びを見いだすように誘導しなければなりません。私ならこのようにします。お仕事を持っておられるようですが、塾へ通う前後や帰宅後の時間、あるいは朝食の前など、親子の都合に合わせて毎日最低2時間は、子供が勉強している傍にいます。家事などで母親がバタバタせず、それらは子供が眠ってからに。親が歯がゆくなるほど勉強しない子供の前で、親がテレビを見るなどは、論外です。小泉さんではありませんが、親も痛みの伴う変革が必要です。
相談者の得意だった科目で、少し復習をすれば子供の質問に答えられる問題があればなおいいのですが、横でご自分の読書をしているだけでもいいと思います。毎週のように塾からもらってくるテスト結果や成績表を、必ず親子でチェックする習慣を作り、子供が学習の成果を上げたり、塾での順位が上がったりしたときは共に喜び、下がったときは励ます関係を作ることが大切です。苦手問題に関する先生への質問状況なども、親が具体的に随時把握する必要があります。
少しでも順位が上がれば欲が出るものですし、理解できる問題が増えれば、勉強する喜びも出てくるはずです。優秀な学生さんのアンケート調査でも、成功報酬で釣られて勉強した学生さんが少なくなかったことに、笑ってしまいました(わが家だけかと、恥ずかしく思っていたものですから)。
邪道などと澄ましている場合ではありません。順位をひとつ上げたら、ご褒美に1時間堂々と親の前で気持ちよくテレビをみたりゲームできる――などはどうですか? もっと喜ぶ褒美でも。
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