試験が苦手な子が知らない「点を取る仕組み」 偏差値の高い学校の子でもつまずくことが!

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1. 英語、数学、国語、理科、社会の各科目の日常の勉強方法と、テスト前の勉強方法はどうなっているか

2. テスト前のスケジュールはどのようになっているか

3. どの程度のレベルになりたいと思っているか

以上3点を30分ぐらいで確認しました。すると驚くべきことがわかりました。いくら“勉強しても点数が上がらない勉強方法”をとっていたのです。もともと勉強が出来ない子であれば、勉強方法を知らないだろうということは想定できますが、日本有数のトップ私立中学に合格している子がこのような状況であったのです。

なぜこのようなことが起こるか。理由は簡単です。これまで塾がやってくれたからです。塾のカリキュラムに合わせて、塾の言うとおりに素直に従っていれば点数が取れていたのです。その後、受験が終わり、今度は自力でやっていく状況になると、途端に困ってしまうのです。それまで蓄えた知識で対応できる間は、多少成績は維持できますが、ストックがなくなり、新しい知識や考え方が必要となると、点数が落ちていきます。勉強は、多少の個人差こそあれ、点数が取れる仕組みがあり、それに沿えば点数が取れますし、沿わなければ取れないという、はっきりとしたものなのです。

その子には、チェックが終わった後、各科目の日常の勉強法と、テスト前の勉強法のそれぞれを教え、スケジュールの立て方、そしてモチベーションの話とあわせて、3点セットで話をしました。するとその子は驚いていました。はじめて聞いたというのです。これまで塾がやってくれたことでしょうが、今回、方法論を知ることができたと大変喜んでくれました。

実は、この子に限らず、これまでも同様の生徒を何人も見てきました。とにかく勉強が嫌いだったり、勉強ができない子というのは、点数が上がるメカニズムを知らず、ただ何となくやっているだけで、無駄だらけの方法なのですね。

吉岡さんのお子さんの場合も、おそらくそれに当てはまるのではないでしょうか。お子さんの勉強方法が間違っている可能性が高いでしょう。

では、ここで正しい方法を示してきましょう。当然ながら、この方法はこれまで実証してきたひとつの方法で、成績が上がった実績もありますが、唯一絶対のものではありません。相性が合う、合わないもあるでしょう。ただ、こういう方法もあるということで、参考にしていただけたらと思います。

定期テストの勉強法

1.テスト勉強の期間

通常、中間テストは1週間前から、期末テストは10日前から試験勉強します。もちろん全国にはさまざまな学校がありますから多少の差はあるでしょうが、一般的にこれで十分です。なぜ、1週間前で可能なのかといえば、平常期における勉強と、テスト期間における勉強が上手にリンクしているからなのです。ただし、試験1週間前でも部活動があるなどイレギュラーなケースはさらに前倒ししてスケジュールを組む必要があります。

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