要注意!Facebook乗っ取り「恐怖の手口」 その時、どのように対応するべきか

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法則を思い出せば、覚えなくてもOKなものに

まずはベースになるパスワード、ある程度複雑で、ちゃんと覚えられるパスワードを決めて下さい。そしたら、あとは簡単。

ベースになるパスワード + ●●

●●にあたる部分に、自分で決めたルール・法則に基づいて文字を追加するんです。たとえば、LINEだったら「LI」とか、フェイスブックだったら「FE」とか(これは単純な例なので、実際はもっと複雑なもので!)。

とにかく法則を思い出せば、一つずつ覚えなくてもOK、というルールを作るんです。するとすべてのパスワードが「ちょっとずつ違うもの」に変化します。

そんなのすぐバレちゃうんじゃね?って思いますよね。でも乗っ取るような連中って、たいていパソコンなどを自動で走らせ、ひたすらログインを試しているのです。だから、一発目にログイン出来なかったものは、さっさと諦めてくれる可能性が高いんですよ。

もちろんこれが完全な方法ではありませんが、共通のパスワードで使い続けたり、覚えきれないパスワードを紙にメモするよりは、はるかにマシでしょう。また2段階認証の仕組みを持っているサービスなら、それを有効にするだけでセキュリティがかなり向上します。必ず有効化しておきましょう。

最後に大事なのでもう一度、お知らせです。これらの作業を乗っ取られた後にやるのは、物凄く大変でした。時間も掛かるうえに疲弊します。早めに対策を!!

小木曽 健 国際大学GLOCOM客員研究員

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おぎそ けん / Ken Ogiso

1973年生まれ、埼玉県出身。複数のITベンチャーを経て現職。書籍や講演、メディア出演などを通じて「ネットで絶対に失敗しない方法」やネットリテラシーに関する情報発信を幅広くおこなっている。これまでに企業、学校、官公庁などで2000回以上、のべ40万人に講演。著書に『11歳からの正しく怖がるインターネット』(晶文社)、『ネットで勝つ情報リテラシー』『大人を黙らせるインターネットの歩き方』(筑摩書房)、監修に『13歳からの「ネットのルール」』(メイツ出版)他多数。

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