スマホの「ブルーライト」は何がマズイのか

害するのは「目」じゃなくて「健康」だ

パソコンやスマホの「ブルーライト」は何がマズイのか

突然ですが、読者のみなさんに質問です。

「ブルーライトは好きでしょうか」

「目に悪いものだから嫌いに決まっている。当たり前のことを聞くな」と怒ることでしょう。では「今度一緒に、ブルーライトをたっぷり浴びに行こう」と誘われたとしたらどう思いますか。「身体に悪いから浴びたくないよ」と思うかもしれません。

でも、天気がいい日の青空の美しいスカイブルーは、ブルーライトの「ブルー」と同じなのです。つまり日光浴をする、ということはブルーライトをたっぷり浴びる、ということ。そもそも、太陽から届く光の中でも青は特に大気中で拡散しやすいため、空は青いのです。

ここで疑問が浮かび上がります。ブルーライトは本当に目に悪いものなのでしょうか。

ブルーライトは目に悪い?

この連載の記事一覧はこちら

みなさん、どこかしらで「スマホやパソコンのモニターから出ているブルーライトは目に悪い」という話を聞いたことがあると思います。

でも、実は一般的なスマホ・パソコンの使用時間で、ブルーライトが許容範囲を超えるダメージを目に与えるかというと……。筆者の知る限り客観的・長期的な検証データは、今のところありません。

もちろん、パソコンやスマホで目を酷使するのは良くないですし、その結果、目の疲れや老化、場合によっては目にダメージが発生する可能性があるのは間違いありません。ですが、その原因を考えた場合、目の焦点を長い時間にわたって固定化することによる悪影響のほうが大きいのです。少なくとも、ブルーライトだけのせいにするのは、無理がありそうです。

次ページブルーライト極悪説に違和感
人気記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
社外取締役のお寒い実態<br>なり手不足と低い出席率

「1人でも社外取締役がいれば」という時代は終わり、「取締役の3分の1以上必要」という時代へ。上場企業全体では6000人以上も不足することに。出席率の低い95人の実名を公開。