子どものゲーム依存症を軽く見てはいけない

将来に禍根を残すかもしれない

夢中にさせすぎるのは禁物です(撮影:今井 康一)

スマホゲームアプリとして過去に例を見ないほどのダウンロード数を記録している「ポケモンGO」。日本でも7月下旬の配信以降、ブームが続いています。その一方で、歩きスマホやゲームに起因する対人トラブルが多発しています。ゲームに熱中して不注意になり交通事故を起こしたり、ひったくりに遭ったり、深夜徘徊で多数の中高生が補導されたりなどといったケースが報道されています。交通死亡事故という悲惨な話も伝わっています。

ゲームに夢中になり周りを顧みずトラブルに

私は過去46年にわたり児童精神医療に携わり、千葉県で専門のクリニックを経営しています。実はポケモンGOの配信直後から4日間で、当院の外来には50人を超える患者が殺到しました。理由はポケモンGOへの依存。それにともなって自分の周りを顧みずトラブルになったり、過剰な課金につながったりケースが数多く発生したのです。

患者の中には、ポケモンGOにはまってトラブルに巻き込まれてしまった16歳の少年がいました。この少年はもともとゲーム依存症の患者でしたが、路上を歩いてポケモンを捕まえるポケモンGOに熱中するあまり、路上で成人男性と衝突。殴打されケガをしてしまいました。

本人は①自分の身を顧みることができなかった②ポケモンを捕まえることのみ考えていた③対戦に対する興味④課金する誘惑――の4点を反省しています。今はポケモンGOのプレーを中止しています。

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