年上の経験豊富なお姉さまに悩まされているとのご相談、しかもそのお姉さまは、仕事は早いが雑とのことで……。私もかなり大ざっぱなほうなので、膝に矢が突き刺さるかのような思いです。
このお姉さんは結構ズルい
ゆ、許してやってくれぇ、悪気はないんじゃぁ……悪気はないんじゃぁ……。
さてはて、年上の方が入ってきた時、自分が指導係になると厄介ですよね。相手は、人生の先輩ですし、何かと気を使うかと思います。注意するのも、「機嫌そこねたらどうしよう……」とビクビクしてしまう気持ちもとてもよくわかります。しかしながら、この年上のお姉さまは結構ずるい人です。
何がずるいって、わからなくても自分で考えず、締め切りに遅れそうでも、最終的には、
相談者様が助けてくれるからいっかー☆
と考えており、責任感がなく、仕事にコミットしていない状態です。
このずるさに、つけこまれてはいけません。つけこまれたままでは、いつまでたっても「相手に使われる」立場になってしまい相談者様の負担だけが増え、フェアではありません。
ここは毅然とした態度で、
「お前、わしより年上で、金貰ってんやろ」
「誠意見せんかい」
と、精神の平手うちをかましましょう。
しかし、相手は年上ですので、直接的な言い方では向こうもカッチンと来て、うまくいくものもいかなくなってしまいます。なので、相手に自分で自覚させていく方法をとりましょう。そのためには、なんと簡単たったの2ステップでいいのです。なにやら怪しい通信販売の売り文句のようですが、さっそく見ていきましょう。
ステップ1.要求レベルをチェックリストで伝える
彼女の作る資料で、フォントが違ってたり、インテンドがガチャガチャなのは、それが重要なことだとは思っていないからです。「何回も注意してます!」とおっしゃるかもしれませんが、まだ彼女の中で五臓六腑に染み渡っていない状態です。
今までの会社で、そう言ったことが大切だと教えこまれていないので、急に大切だよ!と言われても、さっぱり理解できません。人間誰でも今までやってきた方法で成功体験もありますし、絶対に正しいと思っています。人間って相当頑固なんですよね。なので、こちらの要求水準をわかってもらうためにも、目に見える形で、チェックリストを作ってみてください。そして、相手が間違っている場合は、「チェックリストの~番目に書いてあるので、直してください」と伝えましょう。なるべくクールに、ニコニコしたりせずに、事実だけを伝えるのです。
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