トヨタのアルミテープがもたらす驚きの効果

「レクサスRX」や「86」にも貼られている

オカルトか福音か。いまクルマ好きのあいだで大きな話題が、トヨタ自動車が発表したアルミテープだ。クルマと社会の交差点にある「クルマ文化」にストップかゴーの判定を下す好評連載。今回のテーマは、アルミテープの驚くべき効用について。

アルミニウムのテープを貼ることで操縦性が向上?

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

オカルトか?ネットの報道でそんなタイトルがつけられていることが多い。2016年9月にトヨタ自動車が発表した「放電用アルミテープ(での空力最適化)」である。ごく簡単に説明すると、薄いアルミニウムのテープを車体にはることで操縦性が向上するというのがトヨタ自動車の主張なのだ。

理由も簡単。自動車は金属の摺動(こすれること)で帯電しやすい(下敷きを使った静電気の実験と同じ)。それが所期の性能のさまたげになるので放電させればいい。それにはアルミニウムのテープを貼るのがてっとり早いということなのだ。

僕のところにトヨタ自動車が送ってくれた案内状には最初に書いたとおり「放電用アルミテープでの空力最適化」とだけあった。トヨタ 86のマイナーチェンジ版の試乗会と同じタイミングである。いったいどんな関係が?とややいぶかしみながら出かけると、86 Kouki(=後期とトヨタ自動車は呼ぶ)の車体各所にはアルミテープが貼られているんだそうだ。

アルミテープを貼る場所はウィンドシールド(フロントウィンドウ)の下のほうの両端、バンパーの四隅、そしてステアリングコラムといってドライバーの膝の上にあたる個所。目的はそれぞれ異なり、ウィンドシールドは空気の乱流が起きないようにするため。バンパーはタイヤまわりが空気を巻き込んで起きる乱流をきれいに流すため。ステアリングコラムはサスペンションやステアリングコラムの帯電を放電。そう説明された。

はたしてこういうものに効果があるんだろうか。

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