デキない男はメール「即レス」に拘りすぎる デキる人は与える印象の「強烈さ」を重んじる

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名刺に“I’m CEO, Bitch”と書いたザッカーバーグ

最近は、社外での個人活動のために自分専用の名刺を作る人が増えてきました。私は今まで、沢山のデキる人からこの「専用名刺」をいただいてきましたが、改めて並べてみると、その特徴は大きく2種類に分類できるようです。

①思わず「二度見」させる名刺

「え?!○○っていったい?」と名刺を二度見させるくらい、肩書きやキャッチフレーズがシンプルで意外性のある名刺を作っています。究極の二度見名刺と言えば、Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグの初期の名刺が有名です。そこには、“I’m CEO, Bitch”(俺が経営者だ、ざまあみろ!)と書いてありました。世の中を変えていく経営者としての、本人のキャラクターが強烈に印象に残ります。

②手書き名刺

あえて印刷せず、一枚一枚手書きの名刺。これはある女性起業家から聞いた話です。主婦をしていた彼女が思い立って起業した際、自己紹介の時に名刺というものが必要だと知り、見よう見まねでハガキを名刺サイズに切り分け、名前と住所を書いて渡していたそうです。それがかえって、本人の人となりや思いの強さを相手の記憶に強烈に刻むことになります。

本当にデキるひとのコミュニケーションは、一つひとつに迫力を感じます。ある女性が残した言葉と同じことを、いつも念頭に置いているからかも知れません。

よい第一印象を作るチャンスは二度とないわ ~ココ・シャネル

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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