納得!ニトリが大切にする「成功の5原則」 何よりロマンを持つことが大事だ

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成功のその先をイメージする(写真:bee / PIXTA)
丸善とジュンク堂は、ビジネスパーソンや各界の専門家を主な利用者とする大手書店グループです。その購買データを分析すれば、ビジネスパーソンにとって「いま注目の本」が見つかるかもしれない。今回は、9月の「企業研究」分野に絞り、売れ筋のランキングとトレンドを読み解いてみました。

 

「企業研究」分野の本は社会人にとって、自分の働く業界を知ることに限らず、他業界の事例から普遍的な成功法則や気づきを得る”手がかり”となるものです。また、業界や働き方を知りたい就活生にとっても、秋のこの時期にはニーズが大きくなるものでしょう。企業研究を行うことは、働く上で自分が何を重視するのか明確にするときに役立ちます。

そんな「企業研究」分野において9月のランキング1位となる本は、8月後半に発売された『ニトリ 成功の5原則』でした。日本最大の家具チェーン「ニトリホールディングス」会長・似鳥昭雄氏の著書であるこの本は、なぜこれほどまでに注目されたのでしょうか。 超優良企業を一代で築き上げた似鳥氏ですが、かつては自他ともに認める「落ちこぼれ」だったそうです。この本の魅力は、その似鳥氏が成功した秘密を描いていることなのか。他にも何か注目される理由があるのか。本書の魅力を探ってみました。

「ロマン」と「ビジョン」がビジネスを大きく変える

当記事は、書籍紹介サイト「honto」の提供記事です

「お、ねだん以上。ニトリ」のCMで知られるニトリは、生活に必要不可欠な商品を、誰でも手に入れやすい低価格路線で販売しています。今でこそ、時価総額1兆5000億円を超える超優良企業へと成長を遂げたニトリですが、似鳥氏自身は完璧な人ではありませんでした。むしろ、自他ともに認める「落ちこぼれ」だったといいます。

似鳥氏は、23歳の若さでニトリを創業。創業当時は「なんとか食べていければ」と考え、すべて行き当たりばったりで事業を手がけていたそうです。また、創業当初の似鳥氏は対人恐怖症で接客がまったくできなかったほどでした。

次ページ「成功の5原則」があれば、落ちこぼれでも再起可能
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