終りのない仕事をしている人たちに興味を惹かれるんです。映画やドラマは結末や終りが見える。そこに向かって走っていけるのがある。一方、テレビのニュースとかバラエティ番組は毎週、毎日ずっと締め切りがあって、終わるときは数字が落ちたときという悲しい状況です。僕もそういった番組やっていたのですが、本数を重ねていくうちにどこに向かって仕事をしているのだろうという気持ちになる。
映画で物語は完結していていますが、編集部の人たちは終わっていない。あからさまなハッピーエンディングとかバットエンドではなく、オープンエンディングという言葉が映画にはあるのですが、ある部分では閉じているけど、ある部分は開いたまま終わるというのが好きなんです。それが編集部を描くことにつながっているかもしれません。仕事というのはずっと続いていくものだし、僕もこれを撮ったからといって終りになるわけではない。また次の作品を撮っていくことになる。
雑誌がなくなることはないだろう
――映画の中でも、編集部員たちがジャーナリズムと商業的な部分との間で大論争になるシーンがあります。雑誌の一番の悩みどころを上手にとらえていると思って見ていました。
僕たちもそうですが、作品をつくる一方で、それは経済活動のひとつだし、だれもヒットを望んでない人はいない。その中でのやりたいことと商品性のバランスを自分でも考えています。
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