年収1000万円「個人輸入業32歳主婦」の懐事情 収入は全部お小遣い!生活費は夫持ち

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現在は青山にある知人のセレクトショップに商品を卸し、週に2日ほど売り子を務め、またインターネットでの販売も行っている。売り上げは毎月異なるが、利益にして70~120万円ほどになるそうだ。

さらに、家賃などの生活費はすべて詩織さんのご主人が支払うため、この稼ぎは自動的にすべて彼女自身のお小遣いになると言う。

ちなみに……。ご主人は外資系金融勤め。妻の約4倍の年収を稼ぐため、詩織さんの収入は全く当てにしていないのだそう。そしてお子さんはまだいない。

何とも羨ましい収入を得る詩織さん。一体どのようなDINKS生活を見せてくれるのだろうか……?

「自分への投資は惜しまない。」トップの支出は…

美容費(25%)16万円

彼女の支出を大幅に占めるのは、美容代。

「特に化粧品に関しては、『良い』と口コミを聞けば、すぐに購入してしまいます。これだけは自分への投資だと思っているので、出費は惜しみません(笑)」

デパートの化粧品売り場を回ったり、またオーガニックコスメをインターネットでチェックするのは、もはや趣味に近いという。

また、美容院とマツエクサロンへ月一回、全身を整えるエステには月二回通う。これは独身時代から変わらない固定費だそうだ。さらに年齢と共に崩れる体型維持のため、ヨガスタジオなどのワークアウト費用も加わる。

衣服・靴(20%)14万円

服や靴なども欲しいものがあれば、気ままに買い物楽しむ。

「そんなに大袈裟に無駄遣いはしていないと思いますが、仕事で成果が出たりすると、自分へのご褒美に……と、ハイブランドの靴を買うことが多いです。それでまた仕事への意欲が湧くんです。」

彼女の好きな靴のブランドは、『マノロ ブラニク』『ジミーチュウ』『ペリーコ』などで、購入頻度はだいたい月一程度。化粧品も含め、ショッピングは伊勢丹や三越を主に利用する。

ちなみに、伊勢丹・三越ラバーの女性は多い。このデパートが発行するMIカードは、年間の利用額によって割引率が高くなったり、駐車料金が無料になる特典がある。これはショッピング好きの女心を刺激するのだ。

また、詩織さんは年に1~3回、ハイブランドのバックも購入することもある。お気に入りは『ロエベ』や『エルメス』。これは海外旅行ついでに購入するパターンが多いそう。

「輸入業の仕事がそれなりに成功したのは、私自身が買い物好きだったからだ思います。お客さんの気持ちが分かるので、なるべく心のこもった接客を心がけています。」

ショッピング時には、デパートのキャンペーンや接客態度も観察する。流行に敏感になっておくことも、仕事の成果に繋がるそうだ。

「自分で稼ぐようになって一番良かったのは、この美容・衣服代を好きなだけ使えることです。専業主婦だったら、さすがにここまで自由には使えないと思うので。」

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