DeNAファンのみ採用!2代目社長の真剣理由 リフォーム会社が極める全員野球経営とは?

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採用面接では必ず「野球チームはどこのファン?」と聞かれます

先日、中小企業の社長さんが集まる会合で、日頃の悩みごとを聞く機会がありました。皆さん、一国一城の主として、言うに言われぬ苦労があります。後継者問題、採用対策、赤字部署のテコ入れなど、悩みは尽きません。その中でも深刻なのが、従業員の退職問題。昨日までニコニコと仕事をしていた社員が、翌日突然会社に来なくなりそのまま退社、といった極端な例もあるそうです。

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その時に筆者が思い出したのが、毎日、社員一人ずつと早朝に散歩する社長さんのこと。30分ほど一緒に歩くと、個人面談の場ではなかなか出ない社員の本音が聞け、心の交流もできるそうです。

今回ご紹介するのは、そんな散歩を日課としている志村保秀社長さん。滋賀県八幡市でリフォーム・プロパンガス販売の「ジェイジェイエフ」を経営しています。この会社、早朝散歩もユニークですが、おもしろいのはその採用条件。面接で「ベイスターズのファンです」と言わないと不採用になるのです。

社業の拡大が社員の離反を招く

今年、横浜DeNAベイスターズは、11年ぶりのAクラス、そして初のクライマックスリーグ進出、ということで、苦楽を共にしてきたファンたちも喜んでいます。志村社長もその一人。低迷が続いてファンが離れていった時代でも、ベイスターズを応援し続けたかいがありました。人一倍喜ぶのには、理由があります。会社存亡の危機をベイスターズに救われた経験があるからです。

この会社、もともとはプロパンガス屋さんで、志村社長のお父さんが営んでいた「近江ガス」が前身です。しかし、都市ガスの普及、オール電化の波などから先細りが懸念されました。事業を引き継いだ志村社長は思い切って社名を変更。ガス以外の事業にも進出しようということで、JJFという変わった名前を考えました。

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